2017年開催分-技術/案件(業務)トレンド

2017-01-21 09:30

AI、IoTなどキーワードをどう仕事につなげるか

各グループに分かれ、グループごとにリーダー、書記、タイムキーパーなど役割を決め、個々人が普段の業務の中でよく聞くキーワードを基に話を進めていきます。IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)、VR、FinTech、イテレーション、自動運転車などのキーワードを自分の会社の仕事にどうつながればいいのかといったことを話しながら、分からない用語があれば調べたり、個々人が持っている知識を相互に補ったりしながら、班ごとに発表します。

実務的なキーワードとしては、2015年に話題になった電力自由化に伴うエンジニア提供の相談と同じように、ガス自由化に向けた動きで相談が多く上がってきていることや、金融業界でFinTechの活用が多く、お金の回転が速くなり、仕事も増えるのではないかなど、それぞれの会社の特色を生かした活動を通じた内容がありました。

特に、VRの普及に向けて、エンジニアの学習を3D領域、Unity開発に主に対応させているという企業もありました。

ビッグデータ絡みでは、BI(ビジネスインテリジェンス)やBA(ビジネスアナリシス)の活性化が多く発生してきており、そこにまさにAIを生かすような対応もあるとのこと。

開発言語では、通常で多く活用されているJava言語はまだまだニーズが多いが、モバイルでのハイブリットアプリ対応が可能な「Apache Cordova」「Monaca」などのニーズも求められていることも多いと感じているとの話もありました。

市場のトレンドや、社会の動きの中で発生する業務という点では、ズレはないと言えますが、最新の技術領域を上手く組み合わせて、エンジニアに提供できるかが今後の1つのきっかけになりそうです。

もちろん、バランスを考慮してトレンドに対応した施策を実施するか、それともVRやAIなどに特化し、市場での伸長を狙ってマーケティングしていくかというところは、システムエンジニアリングサービス提供企業の今後の成長についての選択肢かもしれません。

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