提案~面談実施前フェーズでの工夫や標準化の試み

2025-11-28 10:35

テーマ:提案~面談実施前フェーズでの工夫や標準化の試み

人的資本経営の文脈では、「提案〜面談前」の行動が“エンジニアの価値”を決める。
このフェーズをどれほど丁寧に整えられるかが、面談通過率・アサイン率・現場の信頼に直結する。

【“提案フェーズ”でやるべきこと】

基本動作の徹底 × 手触りのある後追い

・提案したら 必ず電話フォロー

・「会ってほしい」など、握っているエンジニアの価値を直接伝える

・提案できる人がいなければ、近しいスキルで提案し アピールポイントで差をつける

・Ccに上司や代表を入れて後追い依頼 → 組織として取りにいく姿勢を見せる

→ いわゆる“提案の熱量”が可視化される動き。

先回り型の提案準備

・面談依頼が来る前に、 可能日・フルネーム・希望条件を事前収集

・自己紹介動画の活用(=人柄の透明化)

・面談1回でも事前対面で人物把握

・提案理由や望むスタンスを明文化・共有

→ 提案時点で「この人を出せば勝てる」が明確になる仕組み。

懸念点の事前つぶし徹底

・外国籍→録音で発話クリア

・フリーランス→実績確認

・直近退場理由→必ず言語化

・面談依頼が来ていない人まで連れていき、参画に繋がったケースも

→ “懸念管理”を徹底し、
 「出したら落ちる」状態を作らない仕組み。

【面談直前・面談中にやるべきこと】

面談の通過率を上げる“事前練習”

・事前に「話すポイント」指導

・面談中に流れが悪ければ 営業が入り、流れを戻す

→ 面談はエンジニア任せにしない。“同席支援”で確度を倍に。

面談の型をつくる

・経歴説明はフォーマット化(体制・人数・役割)

・面談後の所感回収フォーマット

₋良かった点

₋懸念点

₋並行状況

→ 面談後のPDCAが回り、再現性が生まれる。

懸念を先に潰し切る姿勢の重要性

・面談前に不安要素を排除しておく

・「不安を残したまま面談に出さない」

→ 面談前の情報整理が“勝てる面談”の前提。

オンライン面談の質を最大化

・事前面談で人物確認

・面談回数を減らす動き

・面談終了後にエンジニアを退室→お客様にフォロー

・スキルシートの事前表示

・カメラ目線/照明チェック/背景

・Teamsの不具合はWeb版に切替

・トークスクリプトを用意

→ オンライン時代の“面談品質マニュアル”として非常に有効。

【全体的な総括(質疑応答含む)】

松竹梅提案(案件がふわっとしている時)

・上〜中〜下 のレベルを複数出すことで
 お客様の求める温度感が明らかになっていく。

→ 特に曖昧案件では効果的。

オンライン面談のスタンス

・顔出ししない人がいる → お客様側にも顔出し依頼は可能

・本音は「対面が理想」

→ 信頼は“顔”から始まる。

情報の見せ方改革

・ExcelのスキルシートはPDF化

・画面共有をエンジニアに任せる(主体性・見せ方の練習)

・スキルシート以外に 自己紹介PowerPoint を持たせる案

・提案時に「なぜこの案件に合うのか」を必ず記載

“書類のクオリティ”=エンジニアの価値になっている時代。

【最終まとめ】

提案は“情報の精度”

面談は“準備の深さ”
成約は“信頼の量”で決まる。

エンジニア任せにしない。

営業任せにしない。
“二人三脚で勝ちにいく仕組み”が組織の力になる。

人的資本経営とは、

エンジニアの価値が最大化される“舞台”を整えること。

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